志毛染めについて

ABOUT “SHIKE”

「シケ引き染め」は、シケ刷毛に染料を含ませ、生地に美しい線を描く古くから伝わる染めの技法です。この技法は、独自の刷毛使いによって生地に自在な美しい線を描き出す贅沢な染め技法で、その難しさから「幻の技法」とも呼ばれています。

技術の伝承が困難であったことから、時代の変化とともに失われつつある現状があります。特に、「立引き技法」と呼ばれる難しい技法は伝承が途絶えつつあります。

板場友禅について

ABOUT “ITABA”

京都で型紙を用いる型染めを「型友禅 」「京小紋」と言いますが、そのなかで、板の上に生地をはってから染める技法を「板場友禅」と言います。京都で型紙を用いる型染めを「型友禅 」「京小紋」と言いますが、そのなかで、板の上に生地をはってから染める技法を「板場友禅」と言います。
板にはまっすぐな目通りが特徴の木材「モミ」の一枚板で作られています。長さは着尺一反分を一周両面にはることができる約7mであり、厚みは3cm程。基本、板は頭上にある立付けの台にひっかけて置いてあり、作業は、必要な板を下の台(ウマ)に下ろしてから行います。
一工程の作業ごとに板を上げ下げしなければならないため、かなり大変な作業になります。

志毛染めについて

ABOUT “SHIKE”

「シケ引き染め」は、シケ刷毛に染料を含ませ、生地に美しい線を描く古くから伝わる染めの技法です。この技法は、独自の刷毛使いによって生地に自在な美しい線を描き出す贅沢な染め技法で、その難しさから「幻の技法」とも呼ばれています。

技術の伝承が困難であったことから、時代の変化とともに失われつつある現状があります。特に、「立引き技法」と呼ばれる難しい技法は伝承が途絶えつつあります。

板場友禅について

ABOUT “ITABA”

京都で型紙を用いる型染めを「型友禅 」「京小紋」と言いますが、そのなかで、板の上に生地をはってから染める技法を「板場友禅」と言います。

板にはまっすぐな目通りが特徴の木材「モミ」の一枚板で作られています。長さは着尺一反分を一周両面にはることができる約7mであり、厚みは3cm程。
基本、板は頭上にある立付けの台にひっかけて置いてあり、作業は、必要な板を下の台(ウマ)に下ろしてから行います。

一工程の作業ごとに板を上げ下げしなければならないため、かなり大変な作業になります。

職人について

木村 和晃

KAZUAKI KIMURA

1971年、京都市中京区で、木村幸孝の長男と して生まれる。
貝紫で染めた布が、緑色から紫色へと変わったことに感動を覚え、そして、その頃から「染色」にも自然と興味を持つようになる。
その後、染色学校に進み家業を継ぐ。

木村 昌幸

MASAYUKI KIMURA

1973年、京都市中京区で、木村幸孝の次男と して生まれる。
幼い頃から、父親や祖父の染めを見て育った。平成18年 京の若手職人総合技術コンクール 最優秀賞受賞 京の若手職人「京もの認定工芸士」の称号を受ける

井上 盛勝

MORIKATSU INOUE

1965年、京都市に生まれる。京都の老舗呉服問屋の長男として、幼少の頃から日本の美に自然と触れる環境に育つ。木版更紗染色の作家である伯父・景山雅史に染織家としてのノウハウを、また青年期はISSEYMIYAKEにて洋服デザイン、コーディネートを実践で学ぶ。

水谷 芳松

YOSHIMATSU MIZUTANI

1975年、京都市で生まれる。20代の頃から呉服業界で経験を重ね、染めの技術を磨くため吉兵衛へ。
約30年の経験・知識を活かし染めの魅力を伝えている。

山地 求

MOTOMU YAMAJI

20代で大手呉服専門店の管理職を経験したのち、かねてから興味のあった手染屋吉兵衛にてものづくりの勉強をする。
現在その知識を活かし吉兵衛のスポークスマンとして活動中。

堀田 基行

MOTOYUKI HOTTA

1976年京都市で生まれる。
平成27年度「伝統工芸士」
平成27年度「未来の名匠」
平成29年度「京もの認定工芸士」
などさまざまな称号を持ち、吉兵衛ではシケ引きや板場友禅などさまざまなものづくりを担当している。

保田 海世

KAISE YASUDA

1999年、大阪で生まれる。大学を卒業後に興味のあった染めの世界へ入るため吉兵衛へ。
染めへの想いと才能が認められ、現在では吉兵衛の板場友禅や色合わせを任せられている。